「早い者勝ち」をやめると、転売は割に合わなくなる
発売から数秒で完売。買えたのは転売目的の方ばかりで、本当に欲しかったお客様からは苦情が届く——限定品を扱うほど、この悩みは深くなります。
先着順は、構造的に機械が有利です
先着順の販売は「速く操作した人が勝つ」ルールです。そして速さの勝負は、人間が機械に勝てる種目ではありません。
自動プログラムは、発売の瞬間に何百回でも購入操作を試せます。回線を変えながら、複数の会員登録を使い分けながら、疲れることなく続けます。どれだけ対策を積み上げても、「速い人が勝つ」というルールが残っているかぎり、速さで勝る側が有利であることは変わりません。
対策のいたちごっこ
購入数を1人1点に制限すれば、アカウントを増やされます。同じ住所への発送を制限すれば、宛先を分散されます。個別の手口を塞ぐ対策は必要ですが、それだけでは終わりが見えません。
ルールそのものを変える
抽選販売は、この前提をひっくり返します。「速く並んだ人が勝つ」のではなく「並んだ人の中から、機械的に順番を決め直す」方式です。
発売の瞬間に、それまでに並んでいた全員の順番をシャッフルします。0.1秒で並んだ人も、5分前にゆっくり並んだ人も、同じ確率で先頭になります。こうなると、自動プログラムを使う意味そのものがなくなります。速く並んでも当たりやすくならないからです。
お客様への説明も、はるかに楽になります。「回線が遅かったから買えなかった」は納得しにくいものですが、「抽選で外れた」は誰にとっても理解できる結果です。かっこ株式会社の解説でも、抽選販売は買い占め対策の有効な手段のひとつとして挙げられています。
抽選を成立させるための、3つの実務
入口を閉める時刻を決める
発売の直前に駆け込んだ人をどう扱うかは、公平性の要になります。「開始5分前に入口を閉める」と決めておけば、その時刻以降は誰も新しく並べません。既に並んでいた全員が同じ条件で抽選に臨めます。
当選枠と、そのあとを設計する
在庫が100点なら、抽選で選ぶのは100人。ただし外れた方をそこで締め出すのではなく、101番目以降として順番に並んでいただくのがおすすめです。購入をやめる方は必ず出るので、その分を次の方にご案内できます。売れ残りを防げます。
在庫を超えた方に、正直に伝える
「順番にご案内しますが、ご購入を保証するものではありません」と画面に出しておくだけで、後のクレームは大きく減ります。期待させたまま待たせるのが、いちばん良くありません。
待合室ナラブルでの設定
この記事で書いた3つは、いずれも管理画面のチェックとひとつの数字で設定できます。販売開始の時刻、入口を閉める時刻(何分前か)、当選人数、在庫数。それだけです。
順番の抽選には暗号技術で使われる乱数を用いており、運営者を含め誰も結果に手を入れられない作りにしています。抽選機能はスタンダードプラン(月14,800円)から、単発でお使いになる場合は1日券(9,800円)でもご利用いただけます。
抽選の実際の見え方を、お客様の目線で確認できます。その場で30秒です。
行列を体験する